来年、幼稚園に入る息子。そろそろ集団生活に触れて置かせたほうがいいなと4月から地域の児童館が開催している2歳児学級に通っています。人数は20人くらい。ママも一緒に参加して手遊び歌や工作などします。そこでの息子の行動に、毎回心と体が疲れます。
一人だけ走り回る息子
同じ年頃の子が20人くらいいるのに、うちの息子だけ落ち着きなく走り回っています。他のお子さんはママとちゃんと手をつないで踊ったり、ママの側に座って紙芝居を聞けたりするのに、うちの子だけずっと走り回ってほとんど私の側にいてくれません。
走り回っている息子は本当に楽しそうにニコニコとしています。その様子につられて他の子まで走り回ろうとしてしまうので、それを制止するその子のママさんに申し訳ない気持ちになります。
私がどんなに息子に注意しても言うことを聞かず、結局ママ一人で踊る羽目になります。このまま息子に「踊り楽しいよ!」と誘いをこめて踊り続けたほうがいいのか、追いかけて捕まえたほうがいいのか、ママとしての立ち振る舞いにも悩みます。
どうしてうちの子は出来ないんだろう
息子に、座るときは静かに座るだの、先生にママと手をつないでと言われたらちゃんと手をつなぐなど、集団の中で求められていることがちゃんと出来るようになってほしいからこのような学級に通っているわけですが、同じ年齢で出来ている子と出来ない息子との対比があからさますぎて、ものすごく凹みます。心がすごく疲れます。行くのやめようかなと思ってしまうくらいです。
そんな時に優しい言葉をかけられると泣いちゃうよ
心も体も疲弊している姿は誰が見てもわかるくらい、疲れている私に70代くらいの赤ちゃん相談員という民生委員の方が声をかけてくれました。走り回り集団行動がとれない息子がご迷惑をお掛けしていてすいませんと言うと、
「ここが楽しいのよね。元気があっていいじゃない!」
と予想だにしない言葉をかけてくれました。てっきり息子の事を注意されると思って身構えていたので、心がフッと緩み、グッと涙がこみあげてきました。
「今まで色んな子を見てきたけど、走り回っていた子たち、みんな大きくなったらちゃんと出来るようになってるわよ!この子もママがいなきゃちゃんと出来るわよ。甘えてるのよ。」
たしかに、息子は一時保育の場ではちゃんと好き嫌いなく、きちんと着席して食べているようだし、一人で寝ることもできる。お片付けもトイレも出来ている。私がいないところでは確かにちゃんといい子に出来ているのだ。
他のママさんと話した時にも「堂々と走り回っていて羨ましい。」なんて言ってもらえました。そのママさんは、自分の子供がなかなかママの側から離れず、子供だけの輪に入っていこうとしないことに悩んでいるようでした。
見方を変えれば、気持ちが少し軽くなる
息子の行動に悩んでいたけれども、その息子の行動を羨ましいと感じる人がいる。同じ一つの事象であっても、人の見方が違うだけでこんなにも変わるんだということがとても新鮮でした。私なりに息子の行動を違う見方でみると、みんなが座っている時に1人だけ縦横無尽に走り回り、寝転がれる息子の図太い神経に逆に凄いわと思えて少しだけ笑えました。
見方を変えると世界が変わると以前にも母から教わったのに、知らず知らずのうちに、そんなこと忘れてまた悩みの渦にどっぷりと浸かっていました。
あー嫌だ、嫌だ。
納得して理解して前に進んでるつもりだったのに、3歩進んで3歩下がる的な。親として愛する我が子の見守り方や接し方を通して、自分も成長していたいのに、その成長はなかなか感じられない。私、もがきまくってるな~トホホ。
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