虐待する親と、私は、紙一重なのかもしれない。

はてなブログを運営中に書いた記事(2019年7月11日)。正直、こんな記事があると批判されるんじゃないかと怖くて下書きに戻していました。でもやっぱり意を決して再投稿。これは他人ごとじゃない話。明日の自分の話。

今日も朝から、娘を怒鳴ってしまった。

息子を幼稚園に送るために、そろそろ家を出なくてはいけないのに、娘のイヤイヤで出るに出れない。

朝の時間はすさまじい勢いで過ぎていく。もう時間がない。

そして私は娘を怒鳴り、力づくで引っ張り上げ、家を出る。

泣きわめき、暴れ狂う娘。

泣きたいのは、私の方だ。

目次

落ち着いて、振り返る

娘は今、眠っている。

泣き疲れたのだろう。顔に涙の線を残したまま、眠っている。

そのおかげで今、静寂の中でパソコンにむかえている。

甘いものを食べながら、コーヒーを飲めている。

思いがけないこんな時間に、正直ホッとする。

でも、これでいいのだろうか。

娘と私

私は、娘に強く当たってしまう節がある。

気が強い性格の子だからか。はたまた同性ゆえだろうか。

息子1人の時には寛大になれていたようなことでも、腹が立って仕方がない。

娘は、偏食少食で体が小さい。そして、1ヶ月に2回も中耳炎になってしまうので、常に病院通いをしている。毎日薬も飲んでいる。まさに、おとといも中耳炎で40度の熱を2日も出し、咳で吐き戻した。私は看病で終始ピリピリしている。

体調不良ゆえ抱っこ抱っこの要求も酷い。

娘の辛い、しんどい、心細い気持ちはよく分かる。全部受け止めてあげたい。安心させてあげたい。でも、やっぱり限界があって、私の疲れがピークを越えると「いい加減にしてくれ!」と突き放してしまう。

楽しみにしていた一時保育もキャンセル。

楽しみにしていた友達との予定もキャンセル。

予防接種はこれで4回目の延期だ。

虚しくて、やり場のない、ただただ疲労感に襲われるこの気持ち、夫には分かるものか。

怒りの衝動に、負ける

疲れているせいか。余裕がないせいか。

それとも、自分の気質のせいか。

最近、怒りの衝動が抑えられない。

娘が水をこぼした。

お出かけ用に着替えさせたばかりの服が濡れてしまった。

「あっ!」

その一言を自ら発した瞬間に、娘をドンっと突き飛ばしていた。

瞬間的な怒りがこみ上げ、衝動的に。

驚き、泣き始めた娘。

その、耳をつんざく泣き声に余計にイライラしてきて、

頭を叩いてやろうと思った。

思ったんだけど、「ダメだ、やめろ」と、まともな自分が制止してくれたおかげで、叩かずに済んだ。

その代わりに、ありったけの声量で、奇声をあげた。

あーーーーー!!!

あーーーーー!!!

あーーーーー!!!

喉が痛くなって、咳が出て、我に返った。

毎日、怒りの感情と戦っている

衝動的な怒りに勝つか、負けるか。

そんな戦いを毎日、毎時、毎分している。

理性が勝つ時もあれば、負ける時もある。

拳や平手で叩くのはやりすぎだと思って、柔らかいもので叩く時もある。

叩かないで済んでも、罵声を浴びせてしまう時がある。

罵声のかわりに、奇声をあげることもある。

やっていることは、結局変わらない。

「〇〇ちゃんなんて大嫌いだ!」と言ってしまいたくなる時もある。

叩かれたり、罵声を浴びせられたりするより、長く心を傷つけるような言葉を浴びせたくなる衝動。

でもこれだけは言っちゃいけない気がして、どうにか堪えている。堪えている。

鬼、そのもの

怒鳴っている私の顔は、鬼そのものだろう。

自分でも驚くような形相をしていると思う。

子供達は、私の怒りが爆発した時、とても怯えた目をしている。

小さい体をより小さくして怯えている。

そんな姿を見ると余計にイライラするのだ。

イライラして腹が立って、怒りそのものをぶつけたくなる。

母親なのに、傷つけたくなる。

強い怒りの衝動で命より大切なものを壊してしまいたくなる。

やっぱり私は、鬼そのものだ。

あの人と私は、紙一重

虐待の悲しいニュースを見るたびに、他人ごとじゃないと感じる。

手を出す程度が違うにしても、強い衝動に負けた親としては同類なのだ。

子供にしたことは許されない。

でも、ここまで親を追い込んでしまったものは何なんだろう。

ここまでの間に親を救ってくれるものはなかったのだろうかと、少し同情してしまうのも本音なのだ。

悲しい子供達をこれ以上増やさないように、児童虐待防止法が改正される。

怒鳴ったり、おしりペンペンだったり、子供を傷つけるような親は捕まるようになる。

そうか、児童虐待防止法が改正されたら、私は捕まるのか。

虐待するあの人達と、私は、紙一重なのか。

無邪気な子供が余計に辛い

私が鬼になっている時、息子はとびっきりの作り笑いをして、抱きついてくる。

ママ笑って、と言っているのだ。

怒鳴り散らされた後の娘は、

「ママ大好きだよー」と私をまっすぐ見つめてくる。

何してんだよ、私は。

幼い子供達に、変な気を遣わせて、こんな事言わせてさ。

こんなに小さいのに、顔色伺わせてさ。怖い思いさせてさ。

自分が情けなくて、消えてしまいたくなる。

でも、

怒りの衝動に負ける私ばっかりが私じゃないんだよ。

子供達に命をささげても良いと思えるくらいの深い愛情を持つ母でもあるんだよ。

それは本当の気持ち。私はそういう気持ちを持っている母親なのだ。

なのに、なのに、

私の中にいる、聖母と鬼。

両極端すぎる2面性に、自分でも怖くなる。

子供に私は、どんな風に映っているのだろうか…。

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この記事を書いた人

自分らしく生きることにした37歳二児の母。
家事育児に飲み込まれるばかりでなく、自分の人生を作り上げる過程を記録していくブログ。

#もがママ

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コメント

コメント一覧 (4件)

  • 初めまして。
    初めてこのブログにお邪魔します。
    誰かのブログにコメントをするのは初めてです。 それほど胸を打つものがありました。
    私も両親の助けなく、ワンオペで娘2人を育てています。 もがママさんの気持ちが痛いほど伝わってきました。
    私も娘たちが小さかった頃同じような気持ちになっていました。子供がある程度大きくなった今、その頃を思い出すと、今でも胸が痛みます。それでも、昔も今も変わらず娘たちへの愛情は深く、その頃に戻れていたとしても、同じ事をしてしまうと思います。
    常に必死で向き合う余りに、未熟な子育てをしてしまったと思います。
    愛情は必ず届きます。親でも完璧ではない。
    子供達は瞬間瞬間ではなく、総合評価をしてくれるはずですよ。
    もがママさんは、私から見て素敵なお母さんです。これからもお互い頑張りましょう。
    いきなり長文ごめんなさい。

  • あちこ様
    コメントありがとうございます!とても嬉しいです。
    こんな生々しく、批判されてもおかしくないような記事に共感して頂けてありがたいです。
    今は当時より子供達も少しだけ大きくなり、心の余裕が少しだけ出てきました。それでも未熟な子育てをしてしまうことも多々あります。
    情けなくなるし、逃げだしたくなる時だってありますが、「子供達は瞬間瞬間ではなく、総合評価をしてくれるはずですよ。」の言葉にとても救われる思いです。
    子供達には完璧じゃない母親を反面教師にしながらも、何よりもあなた達が大切だという気持ちを感じて欲しいと願うばかりです。
    私も引き続き頑張ります。ありがとうございます!

  • もがままさんの気持ちがわかります。
    子供は娘1人ですが全く同じことを思います。クッションに顔をうずめて何度も叫んでいます。今日も叫びました。昼寝をしたくないと言う娘に、イライラし頭や顔を叩きたい衝動を我慢して耐えて、耐えて、力いっぱい苦しくなるまで叫びました。
    今この時間に涙が止まりません。この記事を読んで、同じように留まって耐えてる、私もなんとか越えようと思いました。
    本当に、ありがとうございます。私も紙一重です。救われました。

    • 土井様

      コメントありがとうございます。
      私も土井さんのお気持ちとてもとても分かります。
      日々の疲れやイライラの蓄積で、咄嗟の怒りが制御できず手を挙げたり暴言を吐く衝動にかられて堪らない。もうほんとギリギリの状況にいる中で、耐えて耐えて耐え抜いた事、本当に頑張ったんですね…!
      ほんとうにすごい事だと思います。
      人間なので、いつもいつも良い母親ではいられない。でも少しでも愛する子供の良い母でありたい。私もそう思います。
      一緒に悩んでもがいて時々泣いて、今を乗り越えていきたいですね。私も頑張ります!

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