2歳差育児を行う上で、大きな壁となって立ちはだかる上の子の【赤ちゃん返り】。
前回は、赤ちゃん返りになった経緯やどんな赤ちゃん返りだったのかを書きましたが、
今回は、どんな風にして赤ちゃん返りを乗り越えたのか?を書きたいと思います。
赤ちゃん返りの具体的な対処法
上の子の赤ちゃん返りに向き合うために、次のような意識と行動をもって向き合っていました。
①良い時しか「お兄ちゃん」を使わない
ただでさえ、赤ちゃんのお世話は大変なんだから、上の子にはなるべく自分で出来ることはやって欲しい。だから、ついつい「もうお兄ちゃんなんだから自分でやってよ!」と言いたくなってしまうのですが、これだけは言わないようにグッと堪えていました。
というのも、「お兄ちゃんなんだから、ちゃんとしなさい」「お兄ちゃんなんだから、我慢しなさい」的なことを言ってしまうと、お兄ちゃんになりたくてなったわけじゃないのに、なんで窮屈な思いをしなきゃいけないんだよ!と思ってしまうと思ったから。「お兄ちゃん」の役回りを損だと感じる。自分を「お兄ちゃん」にした下の子を憎らしく感じるような発言をしないように意識していました。
代わりに、良いことをした時に、「さすが、お兄ちゃん!」と自尊心をくすぐる場面で「お兄ちゃん」ワードを多用していました(^^)
②下の子のお世話時以外は上の子と過ごす
下の子には可哀そうですが、下の子のオムツ替えや授乳、沐浴などのお世話時にたっぷりスキンシップを取り、その他のタイミング(基本は寝ている時。ご機嫌の良い時)のほとんどは上の子と過ごすようにしていました。
とにかく上の子と一緒に遊ぶ、触れる、時間を過ごすことを意識し、「ママはこんなにあなたの事が大好きなんだよ!」と言葉と体で伝えまくりました。
③下の子が泣いてても上の子優先
もし、上の子のお着替えや食事、トイレなどのお世話をしている時に、赤ちゃんが泣いたら「ごめんね~!今お兄ちゃんの〇〇してるからちょっと待っててね~!」と大袈裟に言って、上の子を優先し、泣いている赤ちゃんには少し待っててもらうようにしていました。赤ちゃんには申し訳ないですが、急を要する泣き方じゃないと判断した時はそうしていました。
そんな事を続けていたら、不思議なことに「赤ちゃん、泣いてるよ?」と上の子が気を遣ってくれるようになったんですよね~。
泣いてる赤ちゃんをほっておくママを「どうかしてるぜ」と思ったのかもw
④出来ることは上の子下の子一緒にやる
前回の記事でも書きましたが、上の子が、下の子がやること全てを「自分もやりたい!」と言うようになりました。ベビーカーもそう。抱っこもそう。
本当は、「ダメ。出来ないの」と言いたかったのですが、なるべく、できる範囲でその思いを叶えようと頑張っていました。
だから、ベビーカーも本来1人乗り用だけど、こんな感じで乗っていたし、
(本当は危険なのでダメです!)
抱っこも上の子14キロ、下の子5キロでも頑張って両手で抱っこしていました…
▶2歳差育児で一番辛かった日 – もがきママの2歳差育児な日々より
そう、まさにこんな感じで…。
体壊すって…
実はこの両手抱っこ、上の子16キロ、下の子11キロになった今でも時々やっています…。
もうさすがにダメだよ!両手抱っこは引退しよう!!
▼こういうヒップシートがあったら、2人抱っこももう少しは楽だったかもしれない▼
⑤ママと上の子、2人だけの時間を作る
夫が下の子を見てくれる時は、なるべく上の子と2人だけでお出かけするようにしていました。
そうしたほうが良いと思ったきっかけは、息子の夜泣きからだったのですが、
いざ、2人でお出かけしてみると、それはそれは嬉しそうな顔をしている上の子が印象的で、私まですごく幸せになってリフレッシュできました!
見てくださいよ!この幸せそうな笑顔!顔を隠しても伝わってくるでしょ!?
今では優しいお兄ちゃん
これらの意識と行動の成果か!?息子の赤ちゃん返りは、だんだんと落ち着いていき、下の子が3ヶ月の頃にはすっかり妹大好きなお兄ちゃんに育ってくれました!
妹に優しいお兄ちゃんは今でも健在で、甲斐甲斐しくお世話してくれたり、一緒に遊んでくれたり、本当に仲良し兄妹になってくれて親としてはホッとしています(もちろん、喧嘩はするけどね!)。
でも、上の子優先を頑張りすぎないでね!
まっ、ここまで理想的なママ発言連発してますが、実は、頑張りすぎて自滅しました(´д`)
私、完全にぶっ壊れた!
上の子の寂しさやママを求める気持ちに全力で応えたかったのは事実だけど、その気持ちに応えられなかった時、「寂しい思いをさせて本当にごめん。ママのせいだ」と自分を責めたり、しんどい時は自分が我慢すれば全てうまくいくと、自分を犠牲にして息子の意向に沿うように必死で行動していたのが仇となり、産後うつに陥りました。
辛いしんどい気持ちを押し殺して頑張りすぎた結果、ママの精神が崩壊だなんて、本末転倒ですね、ほんと。
当時の私は人に甘えたり、助けを求めたりするのが下手だったし(今でも課題です)、自分を大切にする発想なんて、微塵もなかった。
だからとことん自分を追い込んで、首絞めて、自滅させてしまった。
そんな反省があるからこそ、今に繋がるわけです。
苦しい時は弱音を吐いて、誰かに支えてもらおう
子供の心のケアはとっても大事です。下の子の存在は、上の子に初めての挫折や嫉妬、憎しみなどの感情をもたらします。
それを乗り越えるためにも、親としては出来るだけサポートしてあげたいですよね。
でもね、そのサポートする親だって、初めて子供を複数育てるわけだし、産後で心も体も不安定な状態で子育てや心のケアを頑張らなきゃならないのです。
親にだって、サポートや助け、心の逃げ所は必要です。
親だからやらなきゃいけない。頑張らなきゃいけないことなんて、実は意外と少ないと思うんです。
もっと弱音吐いて、逃げて、自分優先にしていいと思うんです。
これから子供2人のパパママになる方がいたら、是非、私の体験談を読んで、反面教師にしてほしい。
子供のケアと親のガス抜きを上手にバランス取りながら、上の子の赤ちゃん返りを見守ってほしいなと思います。
過酷な育児を乗り切るための具体的な方法や体験談を綴った記事を、
・【食事】
・【寝かしつけ】
・【お風呂】……などの各場面毎にまとめました。
2歳差育児にかかわらず、すべての育児に使えるアイデアがあると思います。
少しでも育児が楽になるヒントが見つかりますように!
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